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18:SHOP自分

WHATSMAN@NNN

意地で維持。
日々更新が基本よ。

今日は久々に出す。
当BLOGの勝手に人気企画。
まんが道。
クラシックを挙げてきた当コーナーではあるが、
今後は、適当に読んだ漫画をあげていく。
クラシックばっか挙げてもしゃあねえ。
いろいろな漫画に触れることに意味がある。
クラシックは当然押さえとかんといかんが、
それ以外にもあたっとかんといかんは多い。

かといって、今回挙げるが、
クラシックじゃねえかっ
っていうと、そうでもない。
ボチボチクラシックってところ。
PETEROCKでいえば、
1ST、2NDほどはねえが、
ソロもわるくねえな、ってくらいのノリ。

今回は、そういやぁ、
あの人の漫画が上がってねえな、的先生の漫画。

「SHOP自分」/柳沢きみお

タイトルからして、確実に撃ってくるこの漫画だが、
とりあえずは、作者の紹介から。

●柳沢きみお
昔からおる王道。
有名なのは、なんといっても
「翔んだカップル」だろう。
ドラマ化もされている。
クソ昔やけど。
この辺のドラマには、キーマンとして
轟二郎が確実に名を連ねてきていた。
「びっくり日本新記録」で
「チャレンジボーイ・三浦康一」
として活躍していたあの人だ。
あと柳沢シンゴも王道といっていい。
(※柳沢シンゴは、金八第1シリーズに
他校の不良役として、出てたりもする。)
つうか、「翔んだカップル」は、
青春ラブコメの金字塔って言われとる。
クラシックやろう。
AUなどは、
マラソンが得意な奴がクソ好き。
どんな目の付け所かっ。

また、同作者の漫画としては、
ちょっと前に、「特命係長・只野仁」が
ドラマ化され、高橋克典が出演中。
つうか、このドラマ。
一部の好事家の間では評価が高いらしい。
なんせ、エロいシーンがくそある。
つうか、テレ朝系のドラマを見る奴はすげえ。
オレはほとんどみたことがねえ。
一転、ルーなどは、
テレ朝系のドラマを信じきっとる。
陶酔しとる LIKE 武市半平太→山内容堂。
榎本加奈子とかがでとるのを激チェキするSKILL。
好きにしてくれ。

話を戻そう。
作品数がかなり多い作者だが、
以前、BLAST誌の佐々木士郎氏のコーナーでも
紹介されていた。
「朱に赤」とか「男の勲章」などが、
クラシックとして扱われていた気がする。
とくに「朱に赤」は大絶賛くらいの勢い。

ムゴ過ぎて、「ぎゃーっ」となり、
本を投げ捨てたくなるくらい、

というような記述があった気がする。
AU@NNNなども、

「殺人鬼が出てくるところは、
クソ焦るって言われとる」@AU。

おもしれえのは違いない。
確かに「翔んだカップル」とか
「朱に赤」「男の勲章」なんかは
クラシックといっていいかもしれん。
とはいえ、俺個人の意見だが、
この人の作品のなかには、
駄作も結構あるっていうしかねえ。
たまにとんでもネエとかもあったりする。
「むかしのはおもしろい」
なんて意見もよく聞くが、
たしかにそうかもしれん。

つうか、この人の漫画の肝は、
いかに暗いか、いかに人間くさいか
ってところじゃないだろうか。
「朱に赤」とかは、まじでクソ暗い。
とにかく悩むシーンがクソ多い。
背景とかが、クソ黒い。
今回、取りあげる「SHOP自分」
もしょっぱなから、マジで暗い。

●SHOP自分
まず第1話がすさまじい。
主人公はサラリーマン・野々島直人。通称チョク。
本人曰く
「愚直のチョク」。>どう、このあだ名>DJナオト。
会社で上司のミスのごまかし役に利用され、
胃を痛める日々。
疲れ切った顔で帰路につくと、
あるカップルとすれ違う。
よく見ると、女の方は自分の彼女にそっくり。
アレッって感じのチョク。

この辺から既に、
背景が黒くなり気味で、
顔には縦線が、バシーッと入ってくる。
まじで表情がクソ暗い。
つうか、この人の漫画に出てくる人は
たいていが表情が暗い。
まじで絶望的な表情をしとる。
つうか、絵は下手よ、まじで。

話を戻そう。
家に帰ってから彼女に
それとなく探りを入れるチョク。
すると、彼女から真相を語りだします。

「さっきすれ違ったからもう気付いてると思うけど、
実はほかに好きな人がいるの。
はっきり言って、私にはあの人の方が……。
だってあなたったらいつも後ろ向きで、
まるで夢なんか諦めたような愚痴ばかり。
その点、あの人はいつも夢を追っているような人なの。
私だって夢が見てみたいのよ!」

上記のようなクソ圧巻の理由で、
チョクをふる彼女。
ここでも、とんでもなく不幸な表情のチョク。
しまいには号泣&鼻水。

で、その翌日。
肩を落としつつチョクが会社に出社すると、

なんと会社が倒産。

どんな展開の漫画かっっ、てやつ。
恋人と同時に職まで失うってのがいきなりの設定。
この辺になると、まじでむげえ表情を出しまくる。
背景とか、クソ暗いし、顔は縦線だらけ。

そんな中、無表情に歩いている浮浪者の姿が目に入る。
その浮浪者の顔に見覚えあった。

「ま、真島!?
大学時代あんなに優秀だったエリートの真島が、
今では浮浪者……
ああ、なんてつらい世の中なんだ……」

ますます落ちるチョク。
背景は真っ暗。
第1話、終了。

クソ圧巻の第1話。
彼女に振られて、
会社が潰れて、
優等生が浮浪者って。
なんかこの絶望的な漫画はっ。
まじで自殺しかねんノリ。

つうかこの後も、チョクは
凹んでは立ち直り、また凹む…の繰り替えし。

まあ、なんだかんだあるんだが、
落ち込んだチョクが前向きに生きていく漫画。
前半は好きだが、
後半はそんなでもない。
全般的な意見としても
結構好みが別れるので、
なんとも紹介しづらい漫画ではあるが、
まあ、気が向けば読んでみてはってところ。
オレ的には全巻所有。おもしれえ。

つうか、
この漫画のキーマンは、
作者を投影しとるとしかおもえん
店の大家。
とにかくに、
独断と偏見に満ちた発言を
さも正論かのように、
ぶちかましてくる。
それもそれで、好み次第やろう。
わからんでもないが、言い過ぎやろっ的な物言い。
つうか、「大市民」(@同作者)のやつとノリは同じ。
薄いコップでビールを飲むとうまいとか、
黒ビールは室温で飲むとうまいとか、
そういったウンチクがクソ多い。
まあ、好きな人はどうぞ。

大市民といえば、
クラシックコメントのひとつに
こんな内容のがある。

「男と女には春夏秋冬がある。
春にしっかり育てて、
夏に燃え上がり、
秋に”情”という実がなり
冬はそれを食べて生きていく。
最近の若いカップルは、
いきなり体の関係で、
すぐに夏にいくから、
秋に実がならないんだ」

手元に資料がないんで、
雰囲気ってところなんだが、
地元のマイメン、ウエキュウなどは
この言葉にあんぐり。
何回も読み直すスキル。
あいつはすぐに夏にいきよったんかもしれん。

まあ、そんなことはどうでもいいが、
柳沢きみおの漫画は
結構くらしっくもあるんで、
マンキなんかで、適当に読んでみては。

今日はこれくらいで。
ピース。


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